神様の裏の顔/藤崎翔
まるでコントのような笑えるミステリーが読みたい人にオススメ
今回紹介する本は「神様の裏の顔」というミステリー小説になります。
作者の藤崎翔は小説家としては異色の経歴で元お笑い芸人として活動していました。
元お笑い芸人だけあって、まるでアンジャッシュのすれ違いコントのようなどこか笑える作品になっています。
本作のあらすじとしては、周囲から神様の様に尊敬されている教師の坪井が亡くなった。
その坪井の通夜に参列している、美しい娘、後輩教師、教え子、ご近所の主婦、お笑い芸人など、様々な視点から故人を語って行く中で坪井がとんでもない凶悪犯ではないかと言う疑惑が浮かんでくる、という話になります。
単純にミステリー小説としても完成度が高く終盤の伏線回収、ラストのどんでん返しが見事でした。
読みやすく笑えるミステリー小説が読みたい人にオススメです。
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